なんじゃこりゃ!

省エネシステムを搭載

 東京都建設局は2024年3月29日、廃止された上野動物園モノレールの代替となる「新たな乗りもの」に関する企画提案の審査結果を公表。イメージ図も明らかにしました。

 上野動物園モノレールは、動物園の「東園」と「西園」を結ぶことを目的に、1957年に開通。2001年に導入した車両の老朽化が顕著になったため、東京都は車両更新を検討しましたが、すでに部品が製造されていないなどの理由で更新を断念しています。代替となる新たな乗りものを整備するため、企画提案を公募していました。

 都によると、選定した企画提案は、「ジェットコースターと同様の構造を採用した脱輪の心配のない高い安全性の乗り物」とのこと。
上り勾配ではモーター駆動、下り勾配では条件によって位置エネルギーを利用して走行する省エネシステムを搭載します。企画提案を提出した企業名は明らかにされていません。

 この「新たな乗りもの」は、現況の地形に合わせたルート設定で、混雑時の動線やバリアフリー、緊急時の応急態勢、既存樹木への影響などに配慮されている点が評価されたといいます。
 
 今後は2024〜2026年度に設計・工事を行い、2026年度中の供用開始が予定されています。