クレーン船などを投入。

橋桁のコンクリートや鉄骨の除去が急務

 貨物船の衝突により崩壊した米メリーランド州ボルティモアのフランシス・スコット・キー橋について、米海軍と沿岸警備隊の潜水チームが主導して復旧にあたると、2024年3月28日、海軍研究所のオフィシャルメディアである「USNIニュース」が報じました。

 海軍は3月26日に発生した橋崩落事故を受け、翌27日には統合司令部を設置したとのことです。

 被害確認のための潜水などに関しては、沿岸警備隊が率いる陸軍工兵隊も支援に入るとのこと。また、パタプスコ川に沈んだ橋の鉄骨やガレキ、橋桁のコンクリートのサルベージは海軍が主導するそうで、吊り上げ能力1000トンのデリック船、同400トンの回転クレーン船、同160トンの回転クレーンを動員するとのことです。

 なお、ボルティモア港が復旧するまでは、最短で1か月以上を要するとUSNIニュースは報じています。