もはやグズ鉄です。

伐採や抜き取りは犯罪行為

 千葉県の東端に位置する銚子市で鉄道を運行する銚子電鉄が、鉄道の撮影マナーに関して公式X(旧Twitter)上で警告しています。
 
「撮影マナーをなぜ守っていただけないのでしょうか」と題した投稿では、(草の)伐採やキロポスト(標識)の抜き取り、警告看板の位置移動などといった迷惑行為が起きているとし、警察に被害届を提出したとしています。

 海鹿島〜君ヶ浜間では、線路脇に設置された起点からの距離を示すキロポストが引き抜かれ、畑へ残置。警告看板も位置を移動させられたとのことです。君ヶ浜〜犬吠間では線路脇で伐採行為があり、それに及んだと思しき人物が確認されています。

 法律上は、旅客用ではない鉄道用地へ立ち入ったとみなされれば、鉄道営業法第37条に抵触する可能性もあります。記憶に新しいところでは2021年3月、JR中央線の線路内へ侵入した撮り鉄が付近の列車の運行を約30分間止め、同法第37条違反で書類送検されています。

 伐採行為など他人の物を損壊した場合には、刑法第261条に規定される器物損壊罪が成立する可能性があります。銚子電鉄は「列車の運行に支障が出たり、ほかの方に迷惑がかかったりすることを看過できない為、誠に遺憾ですが警察と連携し、取締まりを強化せざるを得ません」としています。

発生した迷惑行為を写真で見る