3日に発生した台湾地震を受けて、山陰両県でもビジネスや観光面での影響が心配されるなか、鳥取空港では4日、予定通り台湾からのチャーター便が到着しました。
盛大な拍手で迎えられたのは、鳥取空港と台湾の台北を結ぶチャーター便の搭乗客です。3日午前に台湾付近を震源として発生した地震の影響が心配されましたが、今回の便は予定通り運航。搭乗客のほとんどが、震源から約120キロはなれた台北在住だったこともありキャンセルはなく、予定通り56人の観光客が鳥取県を訪れました。

ツアー客(台北在住)
「影響があるのはほとんどが花蓮です。電車には多少影響がありましたが、家の近くは無事でした。地震の後に飛行機の情報を見ていたが、欠航などはなさそうだったので飛ぶかどうかの不安はなかった」

ツアー客(台北在住)
「不安は当然ありましたけど、旅行をやめるという考えは昨日の時点ではなかった。旅行先は被災地じゃないので、キャンセルしたらキャンセルチャージされるので」

鳥取空港には、折り返しの飛行機で台湾に向けて出発する搭乗客約130人もいましたが、こちらも全員が予定通り台湾へと帰っていきました。

鳥取県観光交流局・藤澤佑介係長
「まずはほっとしました。こういう地震があって皆さんが来てくださるかわからなかったので、そのなかで鳥取を選んできていただけたので、しっかりおもてなしをしてゆっくり休んでいただきたいと思います」

ツアー客は、鳥取砂丘や松江城など、山陰両県の観光地を巡り、8日の便で台湾に返る予定です。