山陰本線を中心に運行するJRの観光列車「あめつち」。

この春から、木次線とともに、鳥取駅から東の山陰本線にも運行区間を拡大します。
鳥取ー城崎温泉駅間の運行初日となった20日、記念のセレモニーが開かれました。

20日のJR鳥取駅。
大勢の鉄道ファンが待ち構える中、観光列車「あめつち」が姿を現しました。
鳥取ー城崎温泉駅間の定期運行初日に合わせて出発式が開かれました。

鉄道ファン
「今回、日本海側で餘部鉄橋も走るし、城崎も初運行ですのでぜひと思いまして。景観の良いところを走るので、車窓も良いところを通るのでなかなか楽しめそうかなと思ってます」

これまで山陰本線の鳥取ー出雲市駅間を運行していた「あめつち」は、この春から2つの区間を新たに走ります。

1つは木次線。トロッコ列車「奥出雲おろち号」のあとを受け継ぎ、4月7日から乗り入れています。

もうひとつが山陰本線の鳥取駅から東。
鳥取県東部の因幡や兵庫県北部の但馬エリアを含んだ、山陰本線の鳥取ー城崎温泉駅間です。

この日は上り下り合わせて114席が満席。
出発の合図を受けたあめつちは、美しい日本海を楽しむ旅へと出発しました。

平井知事
「きょうここにあめつちで新しい但馬の旅が“たじまります”(始まります)。この列車に乗りまして日本海をそぞろ歩いていく、そんな旅を作っていきたいと思います」

JR鳥取ー城崎温泉駅間を土日を中心に1日1往復し、9月末までのダイヤでは、計17日間の運行が決まっています。
運行区間を拡大させたあめつちはより広い範囲で沿線地域の観光振興に貢献します。