ホビーロボット「メカモグラ」というものをご存知でしょうか。競技人口も4万人を超えるという、このメカモグラの世界大会が山形県山形市で開かれました。

直径75ミリのパイプの中を縦横無尽に動き回る「メカモグラ」。

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このロボット元々は・・・

「配管の調査をするロボットが元になっています」

配管内を調査する産業用ロボットに目をつけた山形市の設備会社が、5年前にホビー化したのがこのメカモグラです。

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透明パイプのコースでタイムを競うもので、今では競技人口が全国で4万人を超えているそうです。

山形市の霞城セントラルで開かれた世界大会には、全国21か所の予選を勝ち抜いた42人が出場しました。

コースは全長30メートル、先にゴールしたほうが勝ち!のトーナメント方式で争われました。

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こちらは、親子そろって参加の山形市の平野親子です。

平野健太さん「去年の4月から子どもたちはやってます。私は最近、今年に入ってから始めました」

陽仁さん「がんばって3位までに入りたい」

この大会が初参加のお父さん、子どもに良いところを見せたいところでしたが。

健太さん「残念ながら負けてしまいました。後は子どもに託します」

こちらは親子4人の中で一番速く、山形県大会で優勝経験もある長男の陽仁さんです。

長男・陽仁さん「悔しかったです。自分的には本番で18秒って、めっちゃ速くてよかったです。けど(対戦相手の)なお君が12秒で速くて負けた。(Qこれからの目標は?)なお君に勝つ!」

力強くリベンジを口にしました。

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父・平野健太さん
「きょうは実力を出したと思います。けどなかなかみんなが強かったですね。大人だから勝てるわけではないので、それがメカモグラの魅力かなと思う」

こちらは弟の友仁さんです。

弟・友仁さん「負けて悔しかった。(Qこれからお兄ちゃんには勝てそう?)うーん。勝てなさそう。(Qお父さんには?)勝てるかな?」

父・健太さん「とりあえず子どもに負けないようにがんばります!」

パイプロボット普及協会 菅原康弘 監事「モノづくりを楽しんでほしいなという
思いがあったので、日本全国、世界でも大会が開けるように、また競技人口もますます増やしていきたいなと思います」

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第3回世界大会は、静岡県浜松市から出場した14歳の男子中学生が優勝しました。

このメカモグラの体験会は、月に数回、霞城セントラル内にある県産業科学館などで開催しているということです。

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