カスハラは、社会全体の問題です。サービス業などの労働組合でつくるUAゼンセンが実施した最新のアンケート結果です。

カスハラの被害にあったことがある人は、全体の46.8%。2人に1人が、カスハラを経験しています。その主な内容としては、「暴言」「威嚇、脅迫」「何回も同じ内容を繰り返すクレーム」「長時間拘束」こうした行為が上位を占めています。

連合愛知がカスハラ防止の条例制定を要請 大村知事「前向きに検討したい」

顧客からのカスハラ行為 暴言が強く印象に残る

連合愛知が愛知県の大村知事に対し、要請を行いました。要請の内容ですが、カスハラを防止するため、罰則規定を盛り込んだ条例の制定や、禁止行為の具体例を示すガイドラインの作成などです。大村知事は、同様の条例制定を目指す東京都と情報交換する考えを示した上で「前向きに検討したい」と応えました。

UAゼンセン愛知県支部 勘米良晃司支部長:
「今の法律では対応できないので、世論喚起をして、条例化に結びつけていくことが必要。明確に条例で定められているので、客の入店を断るぐらいまでできるといい」