8日と比べて149円高と小幅高でスタートした9日の日経平均株価。午前は3万9500円台でもみ合い状態が続いていましたが、午後は上値追いの展開で、終値は前日より426円高い3万9773円と4万円に迫りました。

 今月に入って伸び悩んでいた株価が力強く続伸した要因について、専門家は次のように述べました。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木隆氏
「国内の機関投資家の益出しの売りがまず一巡したと思われること。イスラム教の断食期間ラマダン明けで、中東のオイルマネーが動き出すのではとの期待」

 そしてもう一つ、専門家が指摘するのは「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏の動向です。

広木氏
「ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイという投資会社が円建ての債券を発行して、円でお金を調達するというニュースが伝わった。バフェット氏が日本株をさらに買い増してくるかもしれないと。そういう期待につながって、すでにバフェット氏が投資している商社株など大きく買われたりました」

(「グッド!モーニング」2024年4月10日放送分より)