今年の春闘で33年ぶりに5%を超える賃上げが実現しました。
しかし、私たちが生活する中で身近なものがどんどん値上げされ、生活は楽になりません。実際に経済は良くなっていると言えるのでしょうか。
データを見ながら専門家に話を聞いてみました。
(テレビ朝日報道局 今井友理)
■日本は不況に?低迷する個人消費
日本でその年にどれだけの経済活動が行われたかを示すGDP(国内総生産)は、食費や光熱費、通信費などの個人消費が約5割を占めていて、個人消費が日本の経済に大きく影響を与えていることがわかります。
現在の個人消費はどれだけ活発なのでしょうか。
総務省が発表している家計調査のデータを見ると、消費支出いわゆる生活費は、実質で前年同月を12カ月連続でマイナスに推移していることがわかります。
すでに不況に突入していると言えるのでしょうか。