23日未明、台湾東部沖などでマグニチュード6.0以上の地震が2回続けて発生しました。日本時間午前9時すぎにもマグニチュード5.8の地震が起きています。

 地震によって1階部分が押しつぶされ大きく傾くビル。

 台湾東部花蓮市内の防犯カメラがその瞬間を捉えていました。

 台湾当局によりますと、日本時間午前3時26分、花蓮県沖でマグニチュード6.0の地震が発生し、その6分後にも花蓮県の内陸を震源とするマグニチュード6.3の地震が立て続けに発生しました。

 傾いたビルは、3日に発生した震度6強の地震で倒壊の危険があると判定され、立ち入り禁止となっていたビルでした。

 台湾では22日夜から震度4以上の地震が相次いでいて、日本時間23日午前9時4分ごろには花蓮県沖でマグニチュード5.8の地震が発生しています。

 震源に近い地域では土砂崩れや落石が発生しているということです。

 花蓮県当局は、しばらくの間、地震が続く可能性があるとして学校を休みとするなど市民に警戒を呼び掛けています。