ロシア軍はウクライナ東部・ハルキウ州で新たに4つの集落を制圧したと発表しました。

 ロシア軍は10日以降、ロシアと国境を接しているウクライナ東部ハルキウ州に侵入し、攻勢を強めています。

 ロシア国防省はこれまでにハルキウ州の5つの集落を制圧したと発表していましたが12日、新たに4つの集落を制圧したと明らかにしました。

 ハルキウ州知事によりますと、これまでにおよそ6000人の住人が避難したということです。

 ウクライナ軍のシルスキー総司令官は12日、自身のSNSで「状況は著しく悪化した」と述べました。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は「国境地帯の大部分で激しい戦闘が続いている」としたうえで、東部ドネツク州の一部でも戦闘が「同様に深刻」と強い危機感を示しています。