アーセナルのミケル・アルテタ監督が、バイエルン戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

17日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグが行われ、アーセナルはアウェイでバイエルンと対戦した。

ホームでの1stレグは2-2のドローに終わっていたアーセナル。“鬼門”でもあるバイエルンの壁を越えて行きたいところだったが、互いに慎重な入りを見せる。

アーセナルはなかなかチャンスを生かせず、苦しい展開となる一方で、守備では粘りを見せていたが、63分に失点。その後、ゴールを奪うことができず1-0で敗戦。ベスト8で姿を消すこととなった。

またしてもバイエルンの壁を越えられなかったアーセナル。アルテタ監督は悔しい敗戦を振り返り、1stレグの戦い方が影響したとコメント。ただ、選手たちが立ち向かった姿を称えつつ、ゴールを奪う力がなかったと負けを認めた。

「最終結果は、明らかに非常に悲しく、失望している。非常に僅差の戦いだった。第1戦では非常にまずいゴールを2つ許してしまったが、それが大きな影響を与えた。我々はまだ生きていて、ここにやってきた」

「特に前半、選手たちがどのように立ち上がったのか、どのようにプレーしようとしていたか、何をしようとしていたかについて、本当に誇りに思う」

「同点に追いつくには、エラーか、個人技か、あるいは魔法のような瞬間が必要だった。マージンはとても小さかった」

「試合では、自分たちのボックスの守備が全く上手くいかず、結局全てを投げ出して試みてみたが、ゴールを決める力は十分ではなく、同点に追いつくというオプションもなかった」

今大会は8年ぶりに出場した中、ベスト8まで勝ち上がった。ベスト8に来たのも14年ぶり。昨シーズンはプレミアリーグで優勝を争い、今シーズンも優勝を争っている状況であり、チームは復活に向けた歩みを始めたばかりだ。

アルテタ監督はまだまだ学ぶことがあるとしながらも、敗退が決まったことに悔しさを滲ませた。

「我々は7年間、この大会に参加していなかった。14年間、ここまで来ることはなかった。それには理由があり、全てをやらなければいけないと思っている」

「1シーズンで非常に早く進み、準決勝に進出できる能力とクオリティを獲得したあと、差は非常に小さかった。しかし、その差は、我々がまだ持っていない何か他のものから来ていることがある。それを学ばなければいけない」

「歴史的に見れば、全てのクラブが特定の段階に到達するまでに7、8年、中には10年かかったクラブもある。今日、それが我々の気分を良くするものではないことは確かだ」


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