山梨県が進める富士山登山鉄道構想は「富士山への冒とくだ」として、構想の白紙撤回を目指す団体が富士吉田市に発足しました。

富士山登山鉄道に反対する会 上文司厚代表

富士山登山鉄道に反対する会  上文司厚代表:
「鉄道そのもの技術の問題、あるいは環境の問題から(富士山)登山鉄道はだめだ」

UTY

発足した「富士山登山鉄道に反対する会」は世界文化遺産の構成資産のひとつ北口本宮冨士浅間神社のほか、富士山の山小屋や地元の観光団体などに所属する6人が発起人となっています。

この団体は、登山鉄道は信仰の対象と芸術の源泉である富士山への冒とくであり、大規模な開発で周辺環境へ多大な影響を与えるなどと主張しています。

そして構想に反対する署名活動をインターネットなどで全国に展開していくことを明らかにしました。

上文司厚代表:
「(富士山登山鉄道構想を)白紙撤回に結実することを目指しておりますので、どうか よろしくお願い申し上げます」

UTY

富士山登山鉄道構想は富士スバルラインにLRTと呼ばれる次世代型の路面電車を整備するもので、県内の市町村では富士吉田市が反対を表明していました。