岸田政権への中間評価の意味合いもあった衆議院3選挙区の補欠選挙は、すべて自民党が敗れ立憲民主党の候補が当選しました。
政治とカネの問題による自民党への逆風は解散風へつながるのか、県内政党は次の衆院選も意識しています。

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東京、島根、長崎の3つの衆院選挙区の補選では不戦敗も含めて自民党は全敗し、議席を失う結果となりました。

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これについて自民党県連の森屋宏会長は「地域それぞれの事情があっての結果。次の衆院選に向けては地域発展のために準備を進める」としています。

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自民党は現在衆参全ての議席を独占し、次の衆院選も山梨1区に中谷真一さん、2区に堀内詔子さんの擁立を決めていますが、ここ数年にない向かい風の中での議席死守が求められることになります。

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一方、3選挙区全てで勝利した立憲民主党の小沢雅仁県連代表は、自民党への逆風が強かったとしながらも「敵失で勝てたようなものなので野党共闘と組織の足腰を鍛えていくことを進めたい」としています。

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立憲民主党は山梨1区に中島克仁さんを擁立し、国民民主党も支援に回りますが長年の課題となっている2区での擁立は見通しが立っていません。

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また共産党県委員会の花田仁委員長は「自民党政治に厳しい審判が下った」として次の衆院選での独自候補の擁立を進めるとしています。

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衆議院はすでに任期の折り返しを迎えていて9月の自民党総裁選も念頭に解散時期に関する「探りあい」と「準備」が進められていきそうです。