エントリーモデルはマイルドハイブリッドを手に入れ最強モデルは新意匠で迫力アップ! 「GLA 180」と「AMG GLA 45 S 4MATIC+」がマイナーチェンジ

この記事をまとめると

◾️メルセデス・ベンツ「GLA 180」とメルセデスAMG 「GLA 45 S 4MATIC+」がマイナーチェンジを実施

◾️メルセデス・ベンツ「GLA 180」ではスターターとジェネレーターを兼ねる「BSG」と「48V電気システム」の搭載で環境性能の向上が図られた

◾️メルセデスAMG「GLA 45 S 4MATIC+」では内外装デザインの変更と「MBUX」のアップデートが行われた

電気を味方につけて環境性能を向上させたGLA 180

 都会的でありながらもメルセデス・ベンツのSUV技術をたっぷりと詰め込んだことで人気のGLA。そんなGLAの一部グレードにマイナーチェンジが施された。

 今回、GLA 180にはエンジンの改良に加え、スターターとジェネレーターを兼ねたモーターによるメルセデス・ベンツの技術「BSG」と「48V電気システム」が搭載された。最大で14馬力の電気アシストを得て、WLTCモードでの燃費は従来型の14.0km/Lから、14.9km/Lへ向上。また、最大トルクもエンジン単体で200Nm/1460〜4000rpmから、230Nm/1650〜3500rpmへと力強さを増している。

 これだけの性能の向上がありながらも、価格は599万円から588万円へと10万円以上のプライスダウンが行われた。原材料の高騰などによりクルマの値上がりが激しいこのご時世に、メルセデス・ベンツの企業努力が感じられる。

迫力を増した最強グレード「メルセデスAMG GLA45 S 4MATIC+」

 そして今回、GLA最強モデルとなる「メルセデスAMG GLA 45 S 4MATIC+」のマイナーチェンジも行われた。

 今回のマイナーチェンジではフロントまわりやホイールを主とするデザインの変更が行われ、ステアリングホイールも新世代タイプへチェンジされた。また、標準車と同様にインフォテイメントシステム「MBUX」をAR対応の最新型に変更するなどの改良も加えられている。

 エンジンのスペック自体はマイナーチェンジ前のモデルと変わらないものの、421馬力/6750rpmにも及ぶ最大出力と500Nm/5000〜5250rpmもの最大トルクはいまだに一級品で、そのパフォーマンスの高さはかげることはない。こちらの車両本体価格は1032万円となっている。

 こうして満を持して、すべてのモデルのマイナーチェンジが完了しベースグレードの強化も果たした新型GLA。その商品力は大幅にパワーアップしたと言えるのではなかろうか。