俳優ハ・ソクジンが映画「全力疾走」のキャスティングを確定した。

5月初めにクランクインする映画「全力疾走」は、全盛期を過ぎて最後の炎を燃やすスプリンター、カン・グヨンを描く物語だ。カン・グヨンは、韓国陸上新記録保有者であり37年ぶりに400mリレーで銅メダルの快挙を成したキム・グクヨン選手をモデルにしたキャラクターだという。

そのグヨン役をハ・ソクジンが引き受けた。グヨンは韓国で30年間破られることのなかった陸上100m走最高記録を更新したが、期待とは裏腹に10年という時間が流れ、全盛期も終盤になり、もう走ることが楽しくなくて自分が歩んできた道を後悔するようになるスプリンターだ。

ハ・ソクジンはバラエティー番組を通じて積み上げた脳セク男(頭がいい男)のイメージと共に、昨年Netflix頭脳バラエティー「悪魔の計略〜デビルズ・プラン」で優勝した。その後、海外ツアーファンミーティングを成功させたのはもちろん、グローバルホテルブランドのアンバサダーとしても活躍し、変わらぬ人気を証明した。

それだけでなくドラマ「悲しき恋歌」「伝説の魔女〜愛を届けるベーカリー」「おひとりさま〜一人酒男女〜」「自己発光オフィス〜拝啓、運命の女神さま!〜」「私の彼はエプロン男子〜Dear My Housekeeper〜」「私がいちばんキレイだった時」「ブラインド」や、映画「放課後の屋上」「誰が彼女と寝たのか?」「止められない結婚」「夏、ささやき」「ハッピー・ログイン」に出演し、繊細で立体的な演技で愛されている。

俳優とマルチタレントとして着実にフィルモグラフィーを積み上げているハ・ソクジンが映画「全力疾走」で見せるキャラクター変身に期待が高い。