【ソウル聯合ニュース】マレーシアを訪問中の李鐘燮(イ・ジョンソプ)韓国国防部長官が23日、同国のハサン国防相と会談し国防・防衛産業での協力について話し合った。韓国国防部が明らかにした。

 李氏は会談で、韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した戦闘機「FA50」のマレーシアへの輸出について、「両国の国防・防衛産業分野での協力を一段階格上げするきっかけになった」と評価した。

 マレーシアは今年2月、18機のFA50を購入する契約をKAIと結び、この日最終契約を締結した。

 李氏は「韓国政府の自由・平和・繁栄のインド太平洋戦略は包容と信頼、互恵の原則の下で国家間協力の重要性を強調している」とし「同戦略の推進過程でマレーシアと国防分野の協力を拡大していきたい」と述べた。

 ハサン氏は域内の平和と繁栄に向けた協力と意思疎通の価値を強調し、韓国が東南アジア地域の安定のため建設的な役割を担うことを要請した。

 李氏は会談終了後、FA50の最終契約式に出席し、「政府は防衛産業の輸出を核心国政課題として推進している」とし「防衛産業の輸出が多様な国に拡大するよう政府を挙げて積極的に支援する」と述べた。