【ソウル聯合ニュース】10日に実施された韓国の総選挙(定数300)で、南西部・光州市の選挙区から出馬した最大野党「共に民主党」元代表の李洛淵(イ・ナギョン)元首相が落選した。李氏は大手紙の東京特派員などを務めた「知日派」で知られる。

 李洛淵氏は10日午後11時現在、14.74%の得票にとどまり、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に近い候補に大差で敗れた。

 李洛淵氏は共に民主党の李在明代表中心の党運営を批判し、今年1月に同党を離党。新党「新しい未来」を立ち上げ、共同代表を務めている。

 李洛淵氏は出馬を表明した際、「韓国を回復させるためには尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権を交代しなければならないが、李在明氏の民主党では難しい」と主張。新しい未来が政権交代の代案になるとして支持を訴えたが、敗北に終わった。