【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が7日発表した4月末の外貨準備高は4132億6000万ドル(約63兆6200億円)で前月末から59億9000万ドル減少した。

 外貨準備高は米ドル高により1、2月に減少し、3月は3カ月ぶりに増加に転じたが、先月は再び減少した。

 韓国銀行の関係者は、外国為替市場安定化のための努力や金融機関の外貨預金の減少、外貨建て資産の米ドル換算額減少などが重なったためと説明した。

 項目別では預金が前月比116億9000万ドル減の188億5000万ドル、国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)が6000万ドル減の146億4000万ドルだった。一方、国債や社債などの有価証券は3706億1000万ドルで57億3000万ドル増加した。金保有は47億9000万ドルで、2013年2月から変動がない。

 韓国の外貨準備高は3月末現在、世界9番目の規模。1位は中国(3兆2457億ドル)、2位は日本(1兆2906億ドル)、3位はスイス(8816億ドル)だった。