2024/5/25 09:20

“苦い”〇〇は「捨ててください!」野菜のプロが警告…食中毒になった人も

ズッキーニ

「野菜のプロ」として知られる青髪のテツ氏が23日、公式Xを更新。「苦味の強いズッキーニ」を食べないように呼びかけ、その理由について説明しました。

■摂取量により食中毒も
普段は、おいしい野菜や果物の情報を発信し、野菜を無駄にしないよう「捨てないで」と呼びかけている青髪のテツ氏。

しかし、「強い苦味のあるズッキーニは…捨ててください!! 捨ててください!! 捨ててください!!」と訴える。

その理由について、「苦味成分は『ククルビタシン』と呼ばれる毒素。加熱しても消えません」と説明。「予防のためズッキーニを切ったら少し味見してみましょう。摂取量次第では食中毒を起こします!」と警告し、「他の人にも教えてあげて」と呼びかけた。

■腹痛や下痢、嘔吐などの症状

農林水産省によると、ズッキーニやかんぴょうの原料ともなるユウガオなど、広く食用として栽培されているウリ科植物には、苦味成分としてククルビタシンが含まれている。

ククルビタシンを多量に含むウリ科植物を食べると、腹痛や下痢、嘔吐などの症状を引き起こすケースがあり、普段と違った強い苦味がある場合には食べないよう注意喚起している。

なお、同じウリ科植物のゴーヤにも苦味があるが、これは「モモルデシン」という成分によるもので、食欲増進や血糖値を下げる働きがあるという。

■きゅうりなどにも注意
ユーザーからは、店で購入したメロンの苦味が強くて捨てたという経験談も。これに、青髪のテツ氏は「ウリ科の植物は全て可能性があります! きゅうりなんかも注意したほうがいいですね!」と解説。

ククルビタシンが多く含まれているかは見た目では分からず、味見する以外に確認の方法がないため「切って切り口を触って舐めるとか、少量だけ食べてみるとかですね」とも伝える。

また、食中毒を起こすような個体は「料理が台無しになるくらい苦い」ため、「味見して違和感を感じたら食べないほうがよいですね」としていました。

しらべぇが伝えています。

“苦い”ズッキーニは「捨ててください!」野菜のプロが警告 食中毒になった人も… – Sirabee“苦い”ズッキーニは「捨ててください!」野菜のプロが警告 食中毒になった人も… – Sirabee

編集者:いまトピ編集部