雨の日は車が撒き散らす”アレ”に要注意…「反則金を支払わなければならないことも」

雨の日に道を歩いているとき、水たまりが見えたら要注意。自分が気を付けていても車が避けてくれるとは限らないですよね。
■車の水ハネが掛かってイライラ
全国の10代〜60代の男女662名を対象に実施した調査では、全体で76.0%の人が「雨の日に車の水ハネが掛かってイラッとした経験がある」と回答。
■通勤中に頭から水を掛けられ…
40代の女性は、通勤途中の駅から職場までの道で通り過ぎた車に思いっきり水をかけられ、びしょ濡れのまま仕事をする羽目になったことがあると、いまだにご立腹な様子。
その道は水はけが悪く、雨の日にはいつも車道に水がたまり、車通りも多くて水をハネあげられることがしばしばあったという。そこで、普段からなるべく車道側に傘を傾けて差すようにしていたが、そのときたまたまタイミング悪く、頭から泥水をかぶってしまったそう。
水ハネに気づかなかったのか、車はそのまま走り去ってしまったという。謝罪の一つくらいあってもよかったのではないかと、いまでも思い出すと腹が立つそうだ。
■水たまりを通る際は十分に減速を
水はけの悪い道を運転していると、徐行したつもりでも意外と水をハネあげてしまうもの。JAFが行った実験によると、水深1cmの水たまりを時速40kmで走行すると、50cmほど離れた距離を歩く歩行者(身長約150cm)の肩辺りまで水がハネあがったという。
時速20kmに減速しても足元には水がかかり、時速10kmまで減速すると歩行者にかかるほどの水ハネはなくなったそうだ。つまり、そこまで減速しなければ水ハネの可能性があるということだ。
■道交法違反に問われることも
また、歩行者に水や泥をかけてしまうと、道路交通法違反に問われることもある。道路交通法71条第1号にその旨の記載があり、違反すると車種によって5,000円~7,000円の反則金を支払わなければならないこともある。
十分に減速して水をハネあげないような運転を心がけることが大前提だが、万が一水ハネで歩行者に迷惑を掛けてしまった際にも誠実な対応を心がけたいものだ。
しらべぇが伝えています。
編集者:いまトピ編集部