ワークマンの「やりません一覧」が最高すぎる
作業服や作業関連用品の最大手ワークマンには、ある「禁止事項」があるのをご存知だろうか。
その「禁止事項」が高収益の秘密ではないかと注目を集めている。
日本の多くの企業では、「根回し」の重要性が染みついているケースが多い。
大企業の営業職などでは、「根回しが仕事の8割」などと社員に教育していることもある。
ワークマンの高い生産性の秘密に迫る番組が、ABEMA Primeで配信された。
ワークマンは、会社組織としても徹底的に無駄を省き、高い収益性を実現させている。
“ワークマンがしないこと”として「根回し、朝礼、残業、ランチ会・飲み会、上司の送迎」が挙げられていた。
これを受けたX上での
「根回しいらないワークマン控えめに言って最高すぎるだろ…」
というポストが瞬く間に拡散され、大きな注目を浴びることに。
投稿主は、大手企業で10年以上にわたって人事を担当してきた「ける」さん。
けるさんはこう語る。
「日本の大企業では、ほぼ100%、業務上何かしらの根回しはあると思います。私自身、根回しが絶対的に悪く、不要なものであるとは思いませんが、根回しをしなくても仕事がスムーズに進むのであれば最高すぎるなという意図で発言しました」
「いきなり全ての根回しを撤廃して生産性が上がるかといえば難しいかもしれません。ただ小規模な会議まで根回し必須となっているのは明らかに過剰です。基本的に社内で過剰に行われている根回しはやめるべきで、社内向け資料に関しても簡素化にすべきです。資料が多すぎるがゆえに事前の説明が必要になっている側面もあるはずです。できる限り、根回ししなくても仕事が進むやり方に変えていくべきだと思います」
生産性を上げるために取り組むべき課題は、企業や職種などによってさまざまだろう。
だが、共通するのは、「なんとなく、慣習的に、惰性で」行っていることや、「手段が目的化」していることなど、本当に必要なことにかけるべき時間や手間を削ってしまい、しかもその無駄に気づいていないという点ではないだろうか。
“ワークマンがしないこと”は、そんな多くの企業に巣食う悪しき習慣を打破することの重要性を教えてくれているのではないだろうか。
以上、Business Journalからお届けしjました。
編集者:いまトピ編集部