若者にありがちな“LINEの行動”におじさん…「分かんない」
俳優で脚本家の宮藤官九郎が25日放送の『あさイチ』(NHK)に出演。現代の若者との世代間ギャップに悩んだことを打ち明け、MCの博多華丸・大吉も共感を寄せています。
■「ふてほど」が話題に
宮藤は「プレミアムトーク」のコーナーに出演。自身が脚本を手がけ、今年1月から3月まで放送されて、「ふてほど」の略称で人気を博したドラマ『不適切にもほどがある!』に言及した。
同ドラマは、令和にタイムスリップした昭和のダメおやじ・市郎(阿部サダヲ)が、コンプライアンスの厳しい令和の空気をかき回すコメディーで、市郎が現代社会に物申すセリフも話題となった。
■スタッフとの打ち合わせで…
宮藤によると、じつは同作は、もともとはコンプライアンス問題を扱う予定ではなく、まったく違うテーマになる予定だったという。
しかしスタッフとの打ち合わせで「『最近、若い人にLINEすると、既読付くんだけど返ってこないんですよ』とかっていう話を、毎週するんですよ。そっちのほうが盛り上がるから、これドラマにしたほうがいいんじゃないかなって…」と思いついたことを明かす。
■華丸・大吉の漫才でも
宮藤は、「お2人の漫才も完全にそうじゃないですか。不適切との戦いじゃないですか。宴会の漫才とか…」と、華丸と大吉の漫才のネタにも触れる。
華丸・大吉の漫才の1つに、乾杯の音頭をテーマにしたネタで「スピーチとスカートは短いほうがいい」というセリフがあるが、昨年10月にある自治体の市長が、同じセリフを会合のあいさつで発言したところ、批判を浴びて謝罪する事態になっていた。
昨今のコンプライアンス問題を受け、2人の漫才でも、最近では華丸のセリフに大吉が「若干セクハラなんで、そこやめません?」とツッコミを入れるというやり取りが入れられることも。
■「同い年なんで」
「ああいうのって、完全にその世代のギャップを扱ってるじゃないですか」と言う宮藤に、大吉も「5年ぐらい前までは普通に笑ってもらえたんですけど、今はもうハラスメントと表裏一体なんで…」と応じる。
宮藤と華丸、大吉の3人は、ともに1970~71年生まれの同学年で、宮藤は「ちょうどその狭間の世代だと…同い年なんで。(同じように苦労する世代)だと思うんですよね。悩んでいるというか、どう対応…時代の変化についていっていいか分かんない、みたいな」と話していた。
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編集者:いまトピ編集部