「和牛」と「国産牛」の違い…なんと「約3割しか知らなかった」あれれ?
全国の10代〜60代の男女700名を対象に実施した調査では、全体で36.8%の人が「“和牛”と“国産牛”の違いを知っている」と回答したとSirabeeが紹介。
なお男女別に見ると、男性は39.9%、女性33.8%という結果になっているそうです。
30代の男性は、「それ、なんとなく気になっていました。和牛のほうが国産牛というよりも高級感があるイメージですが、はっきりとした違いまでは…」と話しているそうです。
・外国で生まれていても「国産牛」
「国産牛」は、品種や生まれた土地に関係なく、日本国内での飼育期間がもっとも長い牛のことを言う。つまり、外国で生まれて飼育されていた牛を輸入しても、その後の日本での飼育期間のほうが長ければ国産牛と表示できるそうです。
・特定の品種のみ認められている「和牛」
国産牛が日本で飼育された牛全般を指すのに対し、和牛は、日本在来種の牛をベースに交配を繰り返してつくられた「黒毛和種」「褐毛(あかげ)和種」「日本短角種」「無角和種」の4品種と、それらの品種間のハイブリッドのみが認められた呼称とのこと。
それらの品種であれば、海外で育てられたものも和牛と言えるかというと、JETROの公式HPには「2007年以降、日本国内で「和牛」と表示して販売するためには、国内で生まれ育った牛で、かつ品種の条件を満たすことが証明でき、牛トレーサビリティ制度による10桁の個体識別番号でも確認できることが求められています」との記載があるそうです。
産地の銘柄を付けたブランド和牛は日本全国で200以上あるとされていて、三重県の「松阪牛」や山形県の「米沢牛」など、育成方法や品質などに関する独自の基準をクリアした優良な肉が多く、世界的にも高く評価され、日本の食文化とともに注目を集めているそうです。
ぜひ違いを覚えておきたいですね。
編集者:いまトピ編集部