セブン「バカが考えた?」700円台弁当「コスパ100点満点」「3食分になる」
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セブン-イレブンが今月18日に発売した「背脂にんにくマヨ 唐揚げ&ペペロンチーノ」(税込753.84円)。
にんにく醤油を和えて背脂にんにくマヨネーズをかけた「ご飯」、ペペロンチーノ、大ぶりの唐揚げ2個のみというシンプルな構成である一方、熱量は1298kcalというかなり大容量の弁当だ。
SNS上では
「バカが考えたとしか思えない弁当」
「こういうのでいいんだよ」
「満腹」
と話題を呼んでいる。
価格が割高で量が少ないというイメージが広がっていたセブン-イレブンの食品類だが、昨年頃からボリューム感のある商品が増えつつある。
背景にあるのは背景には客数と業績の低迷だ。
元ローソン・バイヤーで消費経済アナリストの渡辺広明氏は語る。
「数年前から物価がどんどん上昇してラーメンは1000円超えが普通になってしまった今、もはや消費者もこのセブンの新商品を見て『高い』とは感じないでしょう」
「これまでコンビニ各社は『お弁当に加えて惣菜とデザートに飲料も買ってもらって客単価の上昇を狙う』という戦略を立ててきましたが、消費者の実質賃金が下がって家計が苦しくなっていることもあり、もうそれが無理になってしまった。お客側からみて“一つ買うだけで済む”商品を投入していく必要があり、また、そうした商品は選ばれやすい環境になりつつあります」
今回の「背脂にんにくマヨ 唐揚げ&ペペロンチーノ」を実食したコンビニチェーン関係者は語る。
「まず、見た目以上に量が多いです。ペペロンチーノだけでパスタ一人分の分量があり、これだけでお腹いっぱいになる人もいるでしょう。唐揚げもかなり大ぶりなので、ペペロンチーノで一食、にんにく醤油を和えたご飯で一食、唐揚げと別途用意したご飯で一食と、計3食分を賄えるほどです」
「その意味ではコスパとしては100点満点です」
「一方、味付け的には全てがニンニクがきいていて想像どおりの味ではあるものの“そこそこ美味しい”ので、これで十分という人も多いでしょう。個人的には、唐揚げとご飯が似たような味なので一緒に食べるとややくどく感じるため、唐揚げは取り置きしておいて、別の一食分として普通の白米と食べたほうがよいと思います」
「いずれにせよ、ボリュームと美味しさ、700円台という価格を総合的に考えれば『非常に優秀』と評価できます」
以上、詳細はBusiness Journalをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部