西友を買収する〇〇〇の戦略が「優秀すぎる」「成功の予感しかししない」これは賢明な判断

ディスカウントストア・トライアルホールディングス(HD)がスーパー・西友を買収することが発表された。
買収の目的として売上規模の飛躍的な拡大、製造・物流拠点の拡充、リテールテックの拡大などが説明されたが、トライアルHDが西友の買収に伴い描く戦略が「優秀すぎる」「成功の予感しかしない」などと話題を呼んでいる。
大手小売チェーン関係者はいう。
「トライアルHDの説明を聞く限り、同社が西友を買収しない理由はないと思わせるほど優秀だとうならざるを得ない。『西友』ブランドや人気プライベートブランド(PB)の『みなさまのお墨付き』を存続させるというのも賢明な判断でしょう。利益ベースでは西友のほうが上回っており経営的には順調であり、関東での事業展開は西友のほうがノウハウがあるので、当面は西友の独立を維持するという方針になるかと思います。西友の魅力は、商品は低価格ながら首都圏の駅近に多くの店舗を展開している点ですが、地下1階と地上1階は西友の食品売り場を残したまま、2階より上にトライアルのディスカウントストアが入居するというかたちで、高い集客力を見込める店舗づくりも選択肢となってきます。」
さらに別の大手小売チェーン関係者はいう。
「トライアルHDの低価格と成長を支えているのは、ゲートを通過するだけで決済可能なタブレット搭載型買い物カートのSkip Cartをはじめとする高度なシステム活用です。西友も23年に基幹システムを刷新してAI(人工知能)自動発注システムを導入するなど、IT投資に積極的であり、その点で親和性が高いといえます。多額のシステム投資は企業規模が大きくなるほど費用対効果は高くなってきて、事実上の費用低減にもつながるため、この点のメリットは両者にとって大きいです」
以上、ビジネスジャーナルよりご紹介しました。
編集者:いまトピ編集部