免疫維持やアンチエイジングに!「牡蠣」食べすぎると…耐えがたいほどの激痛も

牡蠣に含まれる栄養素には、健康によい作用を持つものが多い反面、とり方を間違えてしまうと体調をくずす危険性もあります。
●免疫維持やアンチエイジングに!牡蠣を食べる「メリット」
牡蠣には、おもに次のような栄養素が多く含まれています。
・ビタミンB12
・亜鉛
・銅
・タウリン
これらには、神経機能や血液細胞の機能や発達を維持する、正常な免疫機能を保つ、動脈硬化を予防する、心臓や肝機能を高める、などといった働きが期待できますよ。
●痛風発作や貧血も?牡蠣を食べすぎる「デメリット」
牡蠣にはプリン体という成分が含まれています。100gあたり184.5mg含まれており、むき身の牡蠣8個ほどで、尿酸値が高かったり痛風のリスクがあったりする人は1日の摂取制限(400mg)のほとんどを摂取してしまうことに。
過剰にプリン体を摂取したり排泄が間に合わなくなったりすると血液中で結晶化しやすくなってしまうのです。
結晶化した尿酸は関節などで炎症を起こし、耐えがたいほどの激痛や腫れを伴った痛風症状を引き起こします。
また牡蠣に豊富に含まれる亜鉛は、体内で銅や鉄と働きを打ち消し合う作用(拮抗作用)があります。そのため、亜鉛の過剰摂取によって銅や鉄の体内への吸収を抑えてしまい、銅欠乏症や貧血が起こることも……。
このほかに、免疫力の低下や、頭痛、胃の不快感、嘔吐、腹痛、下痢などが見られることもあるのです。
正しい量を把握できていれば、牡蠣はメリットが多い食品です。牡蠣のメリット・デメッリトを理解し、上手にとり入れていきましょう。
以上、サンキュ!よりご紹介しました。
編集者:いまトピ編集部