絶対食べないで「我が家で採れたニラです」→30分後に「下痢嘔吐」

いわゆる『ご近所付き合い』の一環、「食べ物のおすそ分け」。
住んでいる地域にもよりますが、「家庭菜園で採れた」や「親戚から分けてもらったけれど、量が多くて…」といった理由で、食材をもらえると、ありがたいですよね。
2025年5月、農林水産省や厚生労働省は、各種SNSアカウントにて注意喚起を行いました。
その理由は、毎年多くの人から被害が報告される、有毒植物の誤食。
代表的な誤食が、ニラと有毒植物の勘違い。
山菜を採ったり、他人から食材をもらったりした際、毒を含むスイセンを口にしてしまう人が絶えないそう。
スイセンは、11月から翌年4月にかけて花を咲かせる植物で、5月頃になるとニラと見分けることが困難になり、誤食が増えるのです。
「我が家で採れたニラです」と渡されたら、信じるのも無理はないレベル。
スイセンは全草に有毒成分が含まれており、口に含んでから30分前後に、嘔吐や下痢などの症状に襲われます。
海外では、命を落としたケースも。
厄介なことに、ニラと間違えやすい有毒植物は、スイセンだけではありません。
ヒガンバナ科のキツネノカミソリやゼフィランサスもその一つ。
こちらも誤食すると非常に危険。
花でも咲いていない限り、違いを見抜くのは難しいはず。
ニラと有毒植物の誤食については、たびたびネットでも広まりますが、それでも毎回
「こんなに似ているとは知らなかった」
「高齢者がいるから家族に伝えておく!」
といった声が。
『採らない、食べない、売らない、人にあげない』
農林水産省や自治体は、有毒植物の誤食を防ぐ方法として呼びかけ。
なお農林水産省によると、こういった有毒植物の誤食をするのは、およそ半数が60歳以上とのこと。
食材は、プロが育てたものを店で購入し、正しく管理しましょう。
以上、詳細はgrapeをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部