2025/5/18 13:55

絶対食べないで「我が家で採れたニラです」→30分後に「下痢嘔吐」

畑

いわゆる『ご近所付き合い』の一環、「食べ物のおすそ分け」。

住んでいる地域にもよりますが、「家庭菜園で採れた」や「親戚から分けてもらったけれど、量が多くて…」といった理由で、食材をもらえると、ありがたいですよね。

2025年5月、農林水産省や厚生労働省は、各種SNSアカウントにて注意喚起を行いました。

その理由は、毎年多くの人から被害が報告される、有毒植物の誤食。

代表的な誤食が、ニラと有毒植物の勘違い。
山菜を採ったり、他人から食材をもらったりした際、毒を含むスイセンを口にしてしまう人が絶えないそう。

スイセンは、11月から翌年4月にかけて花を咲かせる植物で、5月頃になるとニラと見分けることが困難になり、誤食が増えるのです。

「我が家で採れたニラです」と渡されたら、信じるのも無理はないレベル。

スイセンは全草に有毒成分が含まれており、口に含んでから30分前後に、嘔吐や下痢などの症状に襲われます。
海外では、命を落としたケースも。

厄介なことに、ニラと間違えやすい有毒植物は、スイセンだけではありません。

ヒガンバナ科のキツネノカミソリやゼフィランサスもその一つ。
こちらも誤食すると非常に危険。
花でも咲いていない限り、違いを見抜くのは難しいはず。

ニラと有毒植物の誤食については、たびたびネットでも広まりますが、それでも毎回

「こんなに似ているとは知らなかった」
「高齢者がいるから家族に伝えておく!」

といった声が。

『採らない、食べない、売らない、人にあげない』

農林水産省や自治体は、有毒植物の誤食を防ぐ方法として呼びかけ。

なお農林水産省によると、こういった有毒植物の誤食をするのは、およそ半数が60歳以上とのこと。

食材は、プロが育てたものを店で購入し、正しく管理しましょう。

以上、詳細はgrapeをご覧ください。

行政「絶対に食べないで」 5月から増える注意喚起に「知らなかった」「家族に伝える!」  –  grape [グレイプ]行政「絶対に食べないで」 5月から増える注意喚起に「知らなかった」「家族に伝える!」 – grape [グレイプ]

編集者:いまトピ編集部