2025/7/16 14:31
日本の国犬は「柴犬じゃない」9割以上が誤解

「国旗」や「国歌」、「国技」といった具合に、各国を象徴するのが「国○」と呼ばれる存在。今回は、多くの人が誤解している「日本を象徴する生き物」について、Sirabeeが紹介。
Sirabee編集部では以前、全国10~60代の男女653名を対象としたアンケートにて、「日本の国犬」に関する3択のアンケート調査を実施。
その結果、最も多い回答は「柴(犬)」(56.7%)、次いで「秋田犬」(34.2%)、そして最も少なかったのが「狆」(9.1%)と判明。
今や世界で人気を博し、名実ともに日本を代表する犬種と言える柴犬だが…。
じつは「日本の国犬」の有力候補は秋田犬、および狆なのだ。
狆(ちん)は柴犬や秋田犬といった犬種とは大きくかけ離れた、どちらかと言えば「チワワ」や「ペキニーズ」を連想させる外見を受け、そもそも「狆が日本原産であると知らなかった」という人は多いのでは。
そこで今回は、1959年(昭和34年)設立の伝統を持つ組織「日本狆クラブ」に、詳しい話を聞いてみることに。
日本狆クラブの担当者は「長らく天皇家・皇族に飼われていたので、『国犬』と呼ばれているのだと思われます」「狆が天皇陛下の御簾の前の座布団の上に静かに座っていることから、『鎮座』という言葉は『狆が座っている様子にかけている』とも言われています」と、説明。
ちなみに、狆という名前は天皇の一人称「朕」にかかっているという説もあるそうだ。
意外な事実に驚いた方も多いのではないだろうか。
編集者:いまトピ編集部