無愛想な客が「残したメモ」→どうせ不味かったとか書いて…「感動して涙が」

男性客が置いていった“メモ”が話題になっていると、Sirabeeが紹介。
きっかけは、東京墨田区の居酒屋店「のみくい処 かどや」の店主“黒かどや”が、7月31日に自身の公式Xを更新、その時のポストである。
「今日来たオッサン客が帰るときに『ありがとうございました』と言ってあげたのにブスッと無言で帰りやがって無愛想なオッサンだなと思っていたらテーブルにメモ書きがあってどうせ不味かったとか書いてあるのだろうと思ったら、こんなことが書かれていて疑って申し訳ない気持ちとうれしい気持ちになった」
店主が投稿した1枚の写真。「がんで声を失くした」という男性客からのメモで、「この注文の仕組みは助かります」とのメッセージが。
同店では、注文商品を客に手書きしてもらうスタイル。男性客にとってはありがたいシステムで、「光り物が好きなので、アジ、イワシのていねいな仕事、ありがとう。声かけできないのでメモしました」とつづられている。
さらに、
「人は見かけで判断してはいけない。うちみたいなろくでもないみせを評価してくれて感謝。これからもできる限り美味しいと思ってもらえる料理を提供し続けることを忘れずに商売していこう」
と綴っていた。
それから一夜明けた8月1日。「お詫び」と切り出し、「昨日の私のツイートでお客様に対して『ありがとうございましたと言ってあげた』などと大変無礼な呟きをしてしまい猛省しております。今後は失礼な呟きをしないように気を付けますのでお許し下さい」。お詫びとして「本日、ブータン産松茸を使用した松茸ごはんを用意してあげました。食べに来いよ」と伝えた。
記事執筆時点で28万の「いいね」を獲得したこちらのポスト。他ユーザーからは、
「すごくうれしいですね 感動して涙が出てしまいました」
「見た目ではわからないことがあると気付かせて頂きました。気持ちをメモに残されたお客さんも、こうして投稿された黒かどやさんにも感謝」
「この方、一生懸命生きておられたのですね。一生懸命、感謝の気持ちを伝えようとされたのですね。心が温まります」
と大反響が寄せられていた。
編集者:いまトピ編集部