逆走車は「ここを走ってくる」→遭遇したら「1~4秒でこれやって」

夏休みやお盆の帰省で、普段あまり運転をしない人や、慣れない道を走る人も多い時期。
そんな中恐ろしいのが高速道路の逆走事故。年間200件以上発生しており、その約半数が道間違いによるもの。
公式YouTubeチャンネル『おもドラ【おもいやりペーパードライバースクール】』にて、逆走車に遭遇した場合の対処法を教えてくれたのは、おもいやりペーパードライバースクール代表の大瀧賢治氏。
逆走車が発見された場合、道路の電光掲示板に「この先 逆走車有 走行注意」といった表示がされることも。
「間違いなく逆走車が来ている。いつ来てもおかしくない状況なので、最寄りにパーキングエリアやサービスエリアがあれば、そこにもう早めに避難をしていただきたい」
「なければ路肩とか退避路に避難をしていただく。ちょっと様子を見ていただきたい」
また、「基本的には走行車線を走っていたほうがいいと思います」と指摘。
「相手は逆走の認識がない場合、左側通行という認識で走ってくるので、追越車線よりは、走行車線の左側を走っていたほうが安全。逆走車は追越車線のほうを逆走してくる可能性もあるので」
「くれぐれも遭遇したときに慌てないように、来るのが当たり前、来ないほうがおかしいという。そういうメンタルで、ハンドルを握って目的地まで行って、安全に帰ってきていただきたいと思います」
大瀧氏によると、高速道路を時速100kmで進む車は秒速で28メートル進む。対向車も同じ速度で走っていると1秒間で56メートル、2秒で112メートル進むことに。
「ものの1~4秒で対応していかなきゃいけない」
「くれぐれも(逆走車に)ビックリしない、驚かない。メンタル大事です」
「なるべく先のほうも視野に入れておいてください。200メートル、300メートル先のほうも見てください」
実際に逆走車に遭遇した場合には、3つの対処をとる。
1.「減速すること」
「ブレーキ。思いっきりブレーキかける必要はなくて。それはそれで危ないので。そこそこ強いブレーキで、まずは自分の車速を落とす」
2.「浅い角度でハンドル操作を行う」
「キュッとやらないように。じわりじわりと。あまり急ハンドルしてしまうと、自分がコントロールを失って危ないので。なるべく浅い角度で」
3.「クラクションで逆走を知らせる」
「可能であれば」
「相手に逆走ですよ、っていうのをクラクションなんかで鳴らしていただければいいかな」
最後は
「路肩や退避路に停めて避難する」
「安全な路肩とか退避路に停めて避難していただければ。第1発見者の可能性もあるので、110番とか、道路緊急ダイヤル#9910に電話をしていただくことですね」
最近はニュースになることも多い逆走者による事故。
もしもの時のために頭に入れておきたい。
以上、詳細はSirabeeをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部