閉店ラッシュ「1cmあたり290円」の高級店「最長予約3か月待ち」

かつて数多くのメディアで紹介され、一大ブームを巻き起こした予約制の高級ガトーショコラ専門店「KEN’S CAFE TOKYO(ケンズカフェ東京)」。
先日、東京都・外苑前にある「総本店」がビルの建て替えに伴い「今冬閉店」という衝撃的な発表が。
都内では24年1月に清澄白河店、同3月に自由が丘店、同6月に上野御徒町店、25年1月に浅草店、3月にTOKYOタワー店が相次いで閉店。
現在、都内で「ケンズカフェ東京」を掲げる店舗(商品の取り扱い店を除く、以下同)は新宿御苑の総本店と青山店(FC店)の2店舗のみですが、前述のとおり総本店が今冬閉店した後は、都内の店舗がOEM商品を販売する青山店のみとなる可能性が浮上。
また、現在1本3,500円で販売されている「特撰ガトーショコラ」ですが、12月1日から4,000円に値上げすることが告知されています。
総本店閉店&値上げのニュースを聞き、即座に「これは今、『特撰ガトーショコラ』を食べなければ!」と思った筆者は、総本店のある新宿へ!
高級時計でも出てきそうな立派な箱を開けると、クッキングシートに包まれたガトーショコラがお目見え。
「3,500円! 3,500円!」
と値段が頭をぐるぐるしているせいか、神々しく見えます。
公式サイトによると、「世界最高峰のチョコレート『DOMORI』創業者ジャンルーカ・フランゾーニ自らが、このガトーショコラのために調合した特別なチョコレートを使用しています」とのこと。
長さは約12cm。1cmあたり290円ほどです。
「特撰ガトーショコラ」は、「温めて」「常温で」「冷やして」の3つの温度によって異なる食感が楽しめるそう。
個人的には、生チョコのような食感で甘さ控えめ、チョコの風味と苦味がしっかりと感じられる大人のぜいたくデザートといった印象の「冷やした状態」を少しずつ楽しむのがお気に入りでした。
「食べログ」で何年も全国チョコレート店ランキング第1位に輝き、「日本一おいしいガトーショコラ」と評されるのも納得のおいしさでしたが、普段から激安スーパーをはしごしているような筆者にとっては、容易に手が出せないお値段。
自分用に買うには、なかなかハードルが高いですね……。
FC店の閉店ラッシュに続き、本店まで閉店せざるを得ない状況に見舞われてしまったケンズカフェ東京。日本でのブームの火付け役として、どこまでブランド力を保てるのか気になるところです。
値上げする前に、本家である総本店のガトーショコラを一度味わってみてはいかがでしょうか?
以上、詳細は スーパーマーケットファンをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部
