大雨の車走行、水深〇〇センチで車は破損

急激に発達した雨雲によって局所的な大雨がもたらされる「ゲリラ豪雨」。
クルマが水浸しになるといった深刻な被害も…。
自然の脅威を完全に予測するのは難しく、泣き寝入りを強いられることもしばしば。しかし、中には回避できたかもしれない危険も存在します。
JAFの公式YouTubeチャンネルにて、ゲリラ豪雨などで冠水した道路を再現したテストコースで、実際にクルマを走らせて「どのくらいの浸水深の冠水路を走りきれるか」を検証したものを紹介します。
実験用のクルマは電気自動車、ハイブリッド車、ガソリン車の3タイプを用意。膝下ほどの深さとなる「水深30センチの冠水」を想定した道路に時速30キロで突入させます。
3台は無事に走り抜けることに成功しましたが、エンジンルーム内の浸水が確認されたり、ホイールカバーが外れるなどの被害が。
「水深60センチの冠水」を想定したテストコースに突入させていきます。時速10キロほどの低速であっても車内に水が侵入するなどの被害発生する中、時速30キロでコースに突入した電気自動車はなんとか走り切れたものの、ナンバープレートが曲がり、各種エラーが発生するなどの被害が……。
時速40キロで突入したハイブリッド車はコースを突破した直後にエンジンが停止してしまい、ガソリン車は時速40キロでコースに突入した直後にエンジン停止。
クルマの車種や車高などによって結果に違いは生じるものの、冠水した道路を走行するのは明確にリスクが存在することが伝わってくる実験結果です。
JAFの検証結果を踏まえると、冠水した道路を避けて安全なルートを模索するのが吉というのが分かります。
ちなみに、もし浸水被害を受けてしまった場合について、JAFは漏電による火災の発生リスクがあるとして、水が引いてもむやみに触らないように呼びかけています。
自身で対処が難しい場合は、ロードサービスや警察、消防などに連絡して相談すると良いでしょう。
以上、Sirabeeからお伝えしました。
編集者:いまトピ編集部
