朝倉未来(32)引退へ

7月28日にさいたまスーパーアリーナで行われた真夏のビッグ格闘技イベント『超RIZIN.3』は、朝倉未来と平本蓮のカードをメインに、ボクシング界のレジェンド、マニー・パッキャオの参戦などで話題を集め、4万8117人を集客、RIZIN最多観客動員記録を更新した。
さらに、RIZINが手掛けた東京ドームで開催のメガイベント『THE MATCH 2022』のPPVで記録した日本記録の50万件超えに肉薄する配信数を売り上げ、RIZIN歴代PPV売上数の最高記録を再び更新した。
一方で、メインで平本に敗れた朝倉は、予告通り引退する意向であることを表明。一夜にして“看板選手”を失うことになった。
もうひとりの看板選手だった未来の弟・朝倉海は、すでに米国の格闘技団体・UFCへの参戦が決定。今後のRIZINは、未来に勝利した平本、エキシビジョンのボクシングマッチながらパッキャオを追い詰めた元K-1王者の安保瑠輝也、RIZIN史上初の2階級制覇王者となった元UFCのトップファイター・堀口恭司らが牽引することになるが、業界関係者の見立てではなかなか厳しい状況だという。
そんな中、『超RIZIN.3』を終えた榊原信行CEOは会見で、平本に新エースとしての期待を寄せ、タイトルを新設する構想を明かした。
また、新たな逸材を発掘すべく、今月8日に都内で『RIZIN甲子園』の「第1回トライアウト」を開催。榊原氏は格闘技専門のメディアの取材に対し、アマチュア選手のスカウティングについて、パリ五輪後のオリンピックアスリート獲得に向け、水面下で動いていることを明かしたと日刊サイゾーは報じている。
編集者:いまトピ編集部