『映画化』決定!「映画にするなどあまりに残酷」の声と、キャスティングにも批判
巧みな恋愛詐欺で男性3人から1億5000万円以上を騙し取った「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告を題材にした映画「頂き女子」が制作されることになった。
映画化決定に際しては「被害者の気持ちは無視?」「映画にするなどあまりに残酷」といった声が相次いでいる。本作はクラウドファンディングで制作され、利益が出た場合には一部が「渡邊真衣支援プロジェクト」の資金管理会社「合同会社いぬわん」に寄付、被害の弁済に充てられるという。
監督の小林勇貴氏は過去に暴力演出で炎上したことによる謝罪経験があり、今回の作品で再び批判される要因になっている。
小林氏は映画製作の現場での問題が「コミュニケーション不足」によるものだったと反省しつつ、今回の映画化にあたっては事件の被害男性に対し、「社会や周囲との関係において、深刻なコミュニケーションの欠如を抱えていたのではないでしょうか」と発言。さらなる批判を招く結果となった。
さらに驚くべきは、同時に公開された映画の予告編だ。「りりちゃん」を演じるアイドルグループLADYBABYの月街えいに加え、「りりちゃんの担当」として出演するのは、渡邊被告が実際に指名していた歌舞伎町のホストクラブと同じグループ店に勤務するホストだったことが確認された。
渡邊被告の担当ホストは、詐欺で得た金と知りながら約3850万円を店で使わせたとして、組織犯罪処罰法違反の罪で逮捕されている。その同じグループのホストが映画出演となれば、同グループの宣伝につながるだけでなく、出演料が支払われる可能性が高い。
このキャスティングに対し、再び批判が湧き起こる今回の映画化。被害者男性への配慮がまるで見られない上に、監督の過去の問題と相まって、作品への賛否は大きく分かれるものとなりそうだとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部