ドリカム中村、一緒に歌う客に言及「ソフト老害と言われかねない」
Amazonボーカルの吉田美和とベースの中村正人による2人組バンド・DREAMS COME TRUE(以下、ドリカム)。中村が12月7日、「途中退場する観客」への気持ちをX(旧Twitter)につづり、ネット上で炎上騒動へと発展した。
9月22日の埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演を皮切りに、全国ツアー『35th Anniversary ウラワン 2024/2025』を開催中のドリカム。12月7、8日には愛知・Aichi Sky ExpoのホールAにて午後5時からライブが行われた。
「会場のある愛知県では、名古屋駅前の待ち合わせスポットとして有名な巨大マネキン『ナナちゃん人形』がドリカム仕様になっていました。ほかにも、神奈川・横浜赤レンガ倉庫では、7日より中村が監修するクリスマスツリー特別イルミネーションがスタート。大阪・阪急うめだギャラリーでも衣装展が開催されており、日本各地でドリカムのデビュー35周年を祝う企画が展開されています」(芸能記者)
こうした企画の規模からも大物感が漂うドリカムだが、そんな祝福ムードに水を差すような騒動が起きたようだ。
中村は愛知でのコンサート終了から間もない7日午後8時すぎ、「色々ご都合おありなのはお察ししますが最後のご挨拶の途中でどんどんお帰りになる多くの皆様のお姿を拝見すると『ああ、そんなにライブがお気に召されなかったのか』と深く反省する次第です」(原文ママ、以下同)とXに投稿した。
「Aichi Sky Expoから最寄り駅の名鉄中部国際空港駅までは5分、そこからターミナル駅である名鉄名古屋駅まで名鉄常滑線で最速28分かかります。これまでB’zや新しい学校のリーダーズら人気アーティストが同所でライブを行ってきましたが、公演によっては混雑緩和のため規制退場を実施したり、駅までの歩道や名鉄常滑線の車内も混み合うことが予想されるため、ドリカムの公演も早めに退場した観客が散見されたようです」(同)
前出のポスト後、こうした帰路事情が中村に寄せられたようで、前のポストから約20分後、中村は「なるほど 初めての会場なので事情がわかりました ご足労誠にありがとうございました 明日もベスト以上を尽くします」と投稿。
しかし、最初のポストが拡散されたことで、ネット上では「嫌味」や「苦言」と捉える人が続出し、「客側の都合で帰ろうとすると中村さんからこう思われるのがわかったら、今後ドリカムのファンは席立てないでしょ」「天下のドリカムでも断腸の思いで会場を抜けるファンの気持ちがわからないなんて幻滅した」「時間を作って会場に来てるファンのことなんて考えたことないんだろうね」などと批判的な声が続出した。
ただ、一部ドリカムファンからは「正さんは嫌味のつもりではなくて、自分のライブ演出を自虐しただけだと思う」「ドリカムがファンをどれだけ大切にしてくれてるか、ファンなら誰でも知ってる。ドリカムをよく知らない人たちが批判してるだけ」と反論するような書き込みも見られる。
「大騒動に発展したためか、中村は前出の2つのポストをしれっと削除。本人は騒動後もブログやXを投稿していますが、騒動には触れていないことから『なかったことにしててダサい』とネガティブな声も上がっています。この状況を収めるためには、誤解を招いたことを謝罪するなど、何かしらのアクションを起こしたほうがよさそうです」(同)
同ツアーをめぐっては、9月22日の初日公演前に運営側が公式SNSで「ご来場の皆様へ会場内撮影禁止のお願い」として、アーティストがいなくても会場内のステージセットの撮影や、客席内での撮影行為などを一切禁止すると発表していた。
さらに同日、中村もXで“もう一つのお願い”を投稿。「吉田さんと一緒に歌いたいお気持ち大変よく分かりますが、ライヴ中は、お隣前後ベイビーズのご迷惑にならないようお願い致します 吉田さんが『歌えー!』と叫んだ時は是非一緒に歌いましょう」と注意喚起。なお、「ベイビーズ」はドリカムファンの総称だ。
「ライブ中、大声で歌うファンも少なくないようで、この中村の呼びかけに関しては多くのファンが『ありがたい』と喜んでいましたが、一部では『注文が多い』と疑問の声もあったようです。発信に積極的ではない大物ミュージシャンも多い中、中村はSNSで時おりバンドやライブについて持論を展開しているため、今回のような騒動が起きやすいともいえる。もし今後も騒ぎが起きれば『ソフト老害』と言われかねません」(同)
66歳になってもJ-POPシーンの第一線でパワフルに活躍し続ける中村。ツアーは来年3月まで続くが、騒動に言及する機会はあるだろうか、とサイゾーウーマンが報じている。
編集者:いまトピ編集部