期待『冬ドラマ』1992年以来、地上波ドラマでは「33年ぶりの共演」注目
来年1月から始まる冬ドラマの情報が次々と解禁されているが、中でも注目されているのが唐沢寿明主演の木曜ドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)だ。
本作は、富裕層を相手に資産管理の助言を行うプライベートバンカー・庵野甲一(唐沢)が、金融知識を武器に策動する痛快マネーサスペンス。
相続争い、愛人問題、裏金疑惑など、資産家一族の“金”にまつわる問題に、卓越した金融スキルと予測できない手法で斬り込んでいく。
「1月9日から放送がスタートする『プライベートバンカー』は、テレ朝がシリーズ化を考えるドラマの一つとウワサされています。看板ドラマの『ドクターX』が終了したため、代わりになるドラマの制作を急いでいるようですね。視聴率獲得のため宣伝にも力を入れていて、唐沢さんら出演者を年末年始の番組にゲストで多数ブッキングしているとの話です」(民放関係者)
“名物ドラマ”に成長することを期待されているだけあって、キャストも豪華だ。
準主役を務めるのは鈴木保奈美。唐沢とは、1992年放送の大ヒットドラマ『愛という名のもとに』(フジテレビ系)以来、地上波ドラマでは33年ぶりの共演となる。
話題性バツグンな2人の“再会”だが、テレビ朝日社内では批判的な声も出ているとか。
というのも、テレビ朝日では近年『相棒』や『ドクターX』などのシリーズ作品をはじめ、話題になるのはシニア向けの渋いドラマばかりだからだ。
今期も『民王R』や『無能の鷹』、『マイダイアリー』といった若者向けのドラマはどれも大コケし、シリーズ作品の『ザ・トラベルナース』だけが一人勝ちする事態となった。
新しい挑戦ができない状況が続き、テレビ朝日の若手スタッフからはため息が漏れているという。
「テレ朝のドラマは、シニア層に見てもらい世帯視聴率を上げるのが命題。なので、分かりやすい設定が好まれ、新しい取組は評価されません。『プライベートバンカー』がヒットすればその傾向は強まりそうで、ドラマに関わる若手社員の士気はかなり下がっているもよう。中には、子会社的存在のABEMAに移動してドラマを作りたいと申し出る若手もいるようです。このままだと、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの配信サービスに有能な若手をもっていかれる恐れがあります」(同)
視聴率が取れるかどうかはテレビドラマにとって大切な指標だが、時には新しい挑戦だって必要だろうと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部