【悲報】3月終了を発表
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NHKが「サラメシ」と「ワルイコあつまれ」の3月終了を発表した。どちらも毎週楽しみにしていた番組だったので、これは残念だ。
まずは「サラメシ」。「ランチを覗けば、人生が見えてくる」をテーマに、働くサラリーマンの昼メシを調査する。なんといっても、ちょっと高めのテンションで盛り上げる中井貴一のナレーションが秀逸だ。あの語り芸がもう聞けないかと思うと、悲しい。そもそも社食などとは縁のない生活を送ってきたので、企業の社食の様子がわかるのが興味深く、人が作ったお弁当を見るのも楽しい。
個人的に最も好きなのが「あの人が愛した昼メシ」で、今は亡き著名人が愛したメニューを紹介するとともに、その人にまつわるエピソードが語られる。昼メシを通じて個人を偲ぶという、なんともお洒落な企画。森村誠一の「カフェ・ド・シュマン」や、コメディNo.1坂田利夫の「カフェレストランウーピー」、八代亜紀の「上野手焼肉店」や谷村新司の「さぼうる」などなど。老後の楽しみにいつか行ってみたいものだと、メモしながら見ていたほどだ。
そして「ワルイコあつまれ」。こちらは旧ジャニーズから独立して民放各局に干された「新しい地図」の3人に救いの手を差し伸べる形で始まった番組と記憶する。
「慎吾ママの部屋」というトーク企画で慎吾ママを復活させるなど、香取慎吾にとっては癒やしの場だったのかもしれないが、もはや民放ドラマの主演をやれるようになり、そんな場は必要なくなったのかもしれない。「新しい地図」のファンも、長い間3人を支えてくれてありがとうと、感謝しているのではないか。今度やる時は、できれば子供向けではなく、大人が楽しめるバラエティショーにしてもらいたい。
「ブラタモリ」がこの春から復活するように、「サラメシ」も「ワルイコあつまれ」も、またすぐに帰ってくる可能性もあるので、希望を持つとする。
終わるのは仕方がないとして、その後釜がバナナマン日村勇紀の「ひむバス!」と、やす子の番組ということだが、民放と似たような芸人番組を作るのはどういう了見か。NHKにはNHKならではの番組を作ってほしいものだとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部