『ドラマ』いちいち耳に障る「関西弁が気になりすぎて没入できない」「もったいない」
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NHKの夜ドラ「バニラな毎日」(月~木・午後10時45分)を楽しみに見ている。パティシエとして修業を積んだヒロインが、大阪で夢だったこだわりの洋菓子店を開いたものの、経営がうまくいかず、店を閉めることに。そこにクセ強の図々しくて陽気な料理研究家が現れ、次が決まるまで厨房を貸してほしい、と。そこで「たったひとりのためのお菓子教室」を開くという。原作は賀十つばさの同名小説だ。
ヒロインの白井葵を演じるのは蓮佛美沙子。地味ながら、演技には定評がある。そのせいか、主演なのになぜかW主演っぽい扱いで、以前放送された「今夜すきやきだよ」ではトリンドル玲奈、そして今回は永作博美が相棒だ。
不思議なお菓子教室にやってくる生徒はそれぞれ心に痛みを抱えているが、お菓子作りを通してその痛みや孤独が癒やされいく。そんなスイートなお話は、出てくるお菓子も美味しそうで、夜中に見ていると無性にケーキが食べたくなってくるから危険だ。
何かのインタビューを読んだのだが、蓮佛はこの役を演じるために、実際にパティシエ修業をしたそうで、ケーキを作る手元は吹き替えなしで挑んでいるという。その志、アッパレではないか。
一方の永作はというと、明るいキャラクターはいいのだが、気になって仕方がないのが、やや強めの関西弁だ。永作は朝ドラ「舞いあがれ!」で、福原遥演じるヒロインの母だった。あの時はそんなに気にならなかったが、今回はいちいち耳に障る。
永作の関西弁が気になって、せっかくのドラマの世界に没入できないので、なんとかしてほしい。原作がそうだからといって、無理に関西弁にしなくてもいいのに。どうしても関西弁にしたいのなら、それこそ朝ドラ「おむすび」のキムラ緑子あたりのネイティブ(実は兵庫県淡路島出身だが)にやらせるべきだ。唯一、そこだけが気になるところ。いいドラマなのにもったいない、と アサ芸プラスが報じている。
編集者:いまトピ編集部