『花粉症』着用すると危険「約10倍に」

スギ花粉に加え、ヒノキ花粉まで飛散し始めた今日この頃。もはや「目を開けるだけで地獄」と感じている人も、少なくないはず。
そんな花粉症のピークの時期に「着用すると危険」な衣類が存在するのをご存知だろうか。
その正体とは、ウールを使用したセーター類である。
Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女592名を対象としたアンケート調査にて、ウール素材は綿(コットン)素材と比べて、「花粉がどれほど付着しやすいか」という質問を用意したことが。
その結果、最も多い回答は「約5倍(付着しやすい)」(47.1%)で、その後は「約10倍」(33.8%)、「約2倍」(19.1%)と、続くことが判明した。
「約5倍」は、流石に考えるだけでも恐ろしい数値である。しかし、現実はさらに残酷ということが明らかになったのだ…。
環境省、厚生労働省による資料「花粉症対策 スギ花粉症について日常生活でできること」には、綿を100とした場合の、各素材による「花粉付着率」のデータが公開されている。
こちらの内容によると、「絹」は150(1.5倍)、「化学繊維」は180(1.8倍)、そしてなんと「ウール」は980倍(9.8倍)と判明したのだ。
約10倍もの付着率となり、これは文字通り「桁違い」の恐ろしさと言って良いだろう。なお、先のアンケート結果によると「約10倍」と回答していたのは、男性より女性の方が多いと判明している。
つい先日まで都内でも降雪が見られるなど、冬に逆戻りしたような寒さが断続的に確認されていた。
しかし先週末ごろから本格的に春の暖かさが感じられるようになり、「既にセーター類は着用していない」という人も多いことだろう。
とは言え、早朝や夜間はまだまだ冷えるのが正直なところ。やむを得ずウール系のアイテムを着用する際は、建物に入る前にしっかり花粉を落としておいた方が安全だ。としらべぇは報じた。
編集者:いまトピ編集部