2025/4/22 18:09

2カ月でクビ、発表した時から「ヤバイにおいがする」不安視

疲労

大ナタを振り下ろしても劇薬になるどころか、空中分解を見せつける結果になってしまった。

サッカーJ1の横浜F・マリノスは4月18日に、就任1年目のスティーブ・ホーランド監督を成績不振により電撃解任。ヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮を執ることになった。

4月20日に迎えた第11節の浦和レッズ戦では、開始10秒でMF宮市亮がヘディングで競った際に頭を強打。いきなり交代のアクシデントで幕を開けると、後半開始直後には右サイドのスローインをマリノスの選手が自陣に戻し、ディフェンダーがまさかのキックミス。無人のゴールに押し込まれる珍プレーが発生し、1-3で敗れて解任後の初陣を飾れなかった。

これで23年ぶりの単独最下位に転落。とはいえ、昨年末にホーランド監督就任を発表した時から、サポーターの間ではヤバイにおいがすると、不安視されていた。

名将ジョゼ・モウリーニョ氏やアントニオ・コンテ氏の下でアシスタントコーチを務めたり、イングランド代表のヘッドコーチを任されるなど、経歴は華やかに見えたのだが…。

「2024年のシーズン途中にも、名プレーヤーだったハリー・キューエル監督を成績不振で解任していますが、2人とも監督としての実績は皆無。サポーターは、何も学んでいないフロントに怒り心頭なのです」(サッカーライター)

2年連続の解任劇という悲惨な状況下、もうひとつ危惧されているのは「オーストラリアの呪縛」だった。サッカーライターが続ける。

「リーグ優勝した2019年のアンジェ・ポステコグルー監督と、2022年のケヴィン・マスカット監督はともに、オーストラリア人でした。その後釜に同郷のキューエル監督を招聘。ここで結果が振るわなかったため、イングランド人のホーランド監督に白羽の矢を立てましたが、開幕からわずか2カ月で、我慢できずに解任した。またオーストラリア人のキスノーボ監督にチームを託すことになりました。フロントは優勝した時の成功体験がずっと忘れられず、『オーストラリア路線』に頼るしか策がないのです」

名門チームはこのまま迷走を続けてしまうのかとアサ芸プラスは報じている。

学習能力なし…2カ月で監督をクビにした横浜F・マリノスに「オーストラリアの呪縛」 | アサ芸プラス学習能力なし…2カ月で監督をクビにした横浜F・マリノスに「オーストラリアの呪縛」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部