2025/5/1 20:28

「羽鳥慎一モーニングショー」許容できない、批判殺到する事態に...違和感

悔しい

「いよいよ強制労働ですか?」「死ぬまで働けってこと?」などと疑問の声があがったのは、4月30日放送の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)。パネルコーナーの最後に、元テレビ朝日社員の玉川徹氏が放った提言が物議を醸している。

 この日、大きく取り上げたのは「就職氷河期世代」。バブル崩壊後の1993年から2004年に就職活動をした世代は約1700万人。厳しい状況で就職した影響で、今なお不安定な雇用状態や長い失業状態を強いられている人が多いという。番組では「年金をどれくらいもらえるかが一番心配」「定年後も働き続けないといけない」といった街の声を紹介。コメンテーターからは「介護や保育など現場の仕事へのキャリアチェンジを」「ブルーカラーでの専門性を蓄えることで70代後半まで働くイメージが持てる」と意見が出る中、玉川氏は「なんでもシンプルにしたほうがいい」と前置きして、こう語った。「医療でも何歳以上だから払わなくていいとか、そういうことじゃなくて、何歳であっても収入がある人は払う。収入がない人は無料で受けられる。そういうふうにすることが必要だと思ってるんですね」

 さらに「働ける限りは働く、というふうに常識を変える」と持論を展開し、「公の安心」を前提にしつつ、「今までは65とかになると、もう働かなくていいんだ、と。ピンピンしているのに隠居してます、みたいな人。そういうのはもうできません。社会的に許容できない」と締めくくった。

 元気な65歳が隠居することに「許容できない」とNOを突きつけた玉川氏には「大きなお世話」「働きたい人は働くでいいんじゃない?」などと批判が殺到する事態に…。

「番組では、60歳定年を迎えた人を状況に応じて正社員として雇用するアイリスオーヤマの取り組みを紹介。さらにアメリカやカナダでは定年制そのものがないことから、日本でも参考にすれば、シニア世代の職種の拡大や人手不足の解消につながると提案していました。2019年に金融庁が発表した報告書で、『65歳から2000万円必要』との見解を示して、大きな話題を呼びましたが、これだけの資産を築ける世帯はごく一部。玉川氏の言う通り、65歳を過ぎても働かざるを得ないのが現状かもしれませんが、元気な65歳は全員働けと言わんばかりの論調には、多くの視聴者が違和感を抱いたようです」(メディア誌ライター)と、アサ芸ビズが報じた。

「65歳で隠居は許容できない」玉川徹氏に批判殺到「死ぬまで働けって?」  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ「65歳で隠居は許容できない」玉川徹氏に批判殺到「死ぬまで働けって?」 | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部