「嵐」の活動再開で「Snow Man」立ち位置揺らぐか

日本を超えて世界中のファンに衝撃を与えた『嵐』の活動再開と活動終了。これにより、現在の男性アイドル界、特に“日本の芸能界で1番売れているグループ”とされる『Snow Man』がどのような影響を受けるのかに注目が集まっている。
『嵐』が活動を休止したのは2020年末。その直前、2020年1月にデビューしたのが『Snow Man』だ。
結果として、この2グループはまるで“入れ替わる”かのような形でジャニーズの中心を担うことになった。 『Snow Man』はデビュー以降、シングル曲は軒並みミリオンヒットを記録し、YouTubeもほぼ毎回100万再生を超えるなど、驚異的な人気を誇っている。
先日は国立競技場での7万人ライブを成功させるなど、その勢力は拡大を続けている。
ここで注目したいのが、『嵐』と『Snow Man』の“裏の構図”だ。
「『嵐』はジュリーさんの下で、2000年代からトップアイドルとして活躍し続けてきました。彼らの成功はジュリーさんのマネジメント力と強力なバックアップがあってこそでしょう。
一方で『Snow Man』は滝沢氏が若手育成のために立ち上げた『ジャニーズJr.チャンネル』での地道な活動を経てデビューした、異色のグループといえます」(芸能関係者)
だが2023年、ジャニーズ事務所はジャニー喜多川氏の性加害問題という深刻なスキャンダルに直面する。
騒動が大々的に表面化する前の2022年に滝沢氏は副社長を辞任し、翌年に新事務所TOBEを設立。結果として『Snow Man』は事実上、かつての“親”である滝沢氏と袂を分かつ形に。
これにより、(旧)ジャニーズ事務所は『嵐』という象徴的なグループを失った一方で、稼ぎ頭である『Snow Man』は事務所内での立ち位置が揺らぐという“捻じれ”が生じることになった。
しかし、ここで再び『嵐』が活動再開を発表し、来年のラストツアーで活動を終了することが決定。これにより、事務所内での勢力図が再び変化しようとしている。
『嵐』のファンクラブ会員数は累計で300万人を超えており、その一部が『Snow Man』に流れていたとする見方がある。
『嵐』の復活と活動終了が『Snow Man』をはじめとする(旧)ジャニーズ全体にどのような影響を与えるのか。『Snow Man』はその独自性と人気を維持し、新たな世代のトップグループとしての地位を確立できるかが試されていると週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部