活動休止から7年「やはり好き」

2018年、海外留学を理由に芸能活動を休止した原幹恵。帰国後はライフスタイルプランナーとして働いたりフリーランスで舞台活動などもしてきたが、この春、晴れて新しい事務所への所属を発表した。間もなく38歳となる彼女が目指す新境地とは!?
――活動休止を発表してから、もう7年も経つんですね。どんな7年間でした?
原「留学から戻ってからは、インテリアデザインの学校に通うなどしていました。ライフスタイルプランナーの資格を取ったんです」
――どんなことをする資格なんでしょう?
原「気持ちよく生活するための提案などをするのですが、具体的には古いマンションをリノベーションする仕事をさせていただいてました。
留学の動機が『人間活動をしたいから』だったので、私としてはとても有意義な時間でした」
――忙しすぎて人間的じゃなかった、ということなんでしょうか?
原「お仕事を始めた16歳からは、事務所が用意してくださった寮で生活していました。門限や外泊禁止といったルールもあり、仕事と寮の往復が中心の日々でしたが、若いうちからお仕事に集中できる環境を整えていただいたことは、今思えばとてもありがたかったなと思います。
23歳で寮を出た後も、生活面でのサポートが手厚く、自然とマネジャーさんに頼ることが多くなり、自分1人で区役所に行ったこともないほどでした。
そんな中、29歳になったときにふと『このままでは何もできない人になってしまうかも。自分の意志はどこに行っちゃったんだろう』と悩むようになって。
もっと自分自身で考え、行動できるようになりたいと思うようになりました。いわば、人間活動をしたい、そんな気持ちが芽生えたんです」
――それで語学留学を…。
原「海外生活にはもともと興味があり、友人がカナダに留学した経験があったので、彼女と同じホストファミリーを頼って行きました。入学手続きも航空券の予約も、全部自分でできたんですよ!」
――どんなホストファミリーでした?
原「70歳のおばあちゃんがいる家で、とてもフレンドリーでした。その方は女優業もされていたので、出演した作品を見せてもらったり、セリフの練習に付き合ったり。一緒にヨガに行ったこともあります。
1人でロスやニューヨークに出かける大冒険?も経験しました。ただ、レストランに入るのが怖くて、チェーン店のハンバーガーばかり食べてたんですけどね(笑)」
――フリーランスとして芸能活動を再開したのは’20年からになるんですね?
原「はい。お休みしてみて思ったのは、女優業もグラビアも、やはり自分は人前に出る仕事が好きなんだということでした。
インスタグラムのアカウントを開設したのが10月なので、そこが再スタートだと思っています。
事務所にも所属せず、ひっそりと開設したのに、それでもファンの方は見つけてくれるんですね。『待ってたよ』『年齢を重ねて素敵になりましたね』と書いてくださる方もいて、すごく嬉しかったです」
――ずっとフリーランスだったわけですね?
原「活動再開と同じタイミングで、デビュー当時の女性マネジャーから『私も今はフリーなんだけど、一緒に楽しいことをしようよ』と誘われたんです。
そこから舞台のお仕事などをしてきました。本格的にやった舞台は『呪怨THE LIVE』(’23年)で、昨年は『ひと』という舞台で初めて中学生の母親役(シングルマザー)をやりました」
――久しぶりにお会いして驚いたのは、スタイルが昔と変わってないこと。維持するための努力はどんなことをされてるんでしょう?
原「デビューから22年経ちますが、一番頑張ってきたのは体形維持かもしれません。
ただ、昔は危険なダイエットばかりしていたんです。撮影の前日に下剤を飲むとか(笑)。
でも今は、ボディー美容のことをちゃんと学んできたので、過去イチで健康体だと思っています。そういうノウハウを紹介するなどして、今後のお仕事につながっていけばいいなと考えています」
――SNSで発信するとかですか?
原「そうですね。ただ、インスタグラムもYouTubeもまだ手探りなので、自分で編集ができるようになりたいなと思っています」
原はもともと女優志望で、’03年に全国規模のコンテストに自ら応募。本選でグラビア賞を受賞したことからグラビアアイドルの道を進むことになる。だが、それは彼女にとっては不本意だったという。
原「受賞したときは、正直ちょっとイヤでした。胸が大きかったのも受賞理由だと思うのですが、当時はそもそもそれがコンプレックスだったんです。
じゃあなぜ応募したかというと、お芝居など他の部分を見てもらいたいというのが理由でした。
なので、最初のグラビア撮影ではガウンを脱ぐことさえイヤでしたね。でも、撮影自体はとても楽しかったし、海外にもたくさん行くことができたのはいい思い出です。
ちなみに、1週間に3回、グアムに行ったこともあるんですよ。確か、学校のテストを受けなくてはいけなくて何度も往復したんだと思います」
――ということは、原さんの初出演&初主演のドラマ『キューティーハニーTHE LIVE』(’07~’08年、テレビ東京系)では色んな職業に変身するからコスプレも多かったと思うのですが、あれは不本意ではなかったんですね?
原「それどころか、すっごく楽しかったです。頭にねじり鉢巻き、手にザルを持ってドジョウすくいを踊ったこともあるのですが、初めて我を忘れて楽しめたコスプレでした。
あとは色んなアクションも教えていただけたので、私の宝物になっています」
――今回、事務所に入り本格的に活動再開となったわけですが、グラビアも再開を、というオファーが殺到しているのでは?
原「お話が来ていないわけではないのですが、まだ未知数です。
ただ、今年の正月に帰省したときに、今まで自分が出した写真集を見返してみたんです。そしたら、すごく面白かったんですね。
ロケの想い出も甦ってくるし、年代ごとに体形や顔も違えば、雰囲気もガラリと変わっていたり。やはり、年代ごとに自分を収めるにはすごくいいお仕事だったんだなと思いました」
と週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部