『ドラマ』様子がおかしい

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』が、不穏なムードに包まれている。
同作は112作目の朝ドラとなり、『アンパンマン』の生みの親である漫画家・やなせたかしさんと小松暢さん夫妻がモデル。昭和前期を舞台に、朝ドラらしいさわやかなストーリーが話題を集めていた。
しかし、5月21日に放送された第38回から様子がおかしくなっていく。朝田のぶ(今田)の実家に住み込みで働いていた原豪(細田佳央太)の戦死が判明したのだ。
「豪は朴訥としたキャラで大人気だった。朝田家の次女・蘭子(河合優実)と結婚する約束をしていて、朝田家も視聴者も帰ってくることを願っていた。『俺、戦争から戻ったら結婚するんだ』は壮大な死亡フラグですが、見事にフラグを回収してしまったわけです。
当然、蘭子は悲しみますが、周りは“豪は名誉の死を遂げた” と称え、のぶも蘭子の悲しみに寄り添えなかった。作中は軍国主義下とはいえ、のぶを批判する視聴者も少なくない」(スポーツ紙記者)
戦争の悲劇から目を背けたい視聴者たち
前作の橋本環奈『おむすび』が不人気だったことで、朝ドラファンから期待されていた『あんぱん』。序盤はテンポ良く、幸せなムードに包まれていたが、物語が戦争に突入したことで重苦しい雰囲気になった。
史実でやなせさんは日中戦争に出征し、弟が太平洋戦争で戦死している。やなせさんの人生とは異なる部分もある『あんぱん』だが、後のストーリーで柳井嵩(北村匠海)の弟・千尋(中沢元紀)が戦死する可能性も高い。
「千尋は兄の良き理解者で、ハツラツとした好青年。豪と同じく人気キャラで、もし千尋が戦死するとなると、本格的に視聴をやめるファンが多くなりそう。それだけでなく、のぶの軍国主義キャラも当分続くでしょうし、あと1カ月くらいは鬱展開になりそう。
ドラマで戦争の悲劇を描くのは重要だが、朝ドラでは重くなりすぎて人気が低迷するキッカケにもなる。戦争を描くシーンが長引くほど、ドラマの人気は低迷しそうだ」(民放関係者)
それほどに戦争は突然起こるものであり、市井の人々の意志とは関係なく争いが続くということだろうと週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部