佐々木朗希、転向も「強さは戻らず、遠投もできていない」

右肩のインピンジメント症候群(肩関節の腱板や滑液包が骨とこすれ合うことで炎症や痛みが生じる障害)で負傷者リスト(IL)入りしているドジャースの佐々木朗希が、リハビリプログラムに沿って復帰を目指しているという。キャッチボールを再開し、6月に入ってから120フィート(約37メートル)の距離まで投げられるようになったが、強さは戻らず、遠投もできていないとのこと。
これにスポーツ紙デスクは
「まだ痛みが残っているので、おそるおそるキャッチボールをしています。昨シーズン途中から生じていた痛みで、今年も耐えながら投げていたので、悪化してしまった。もう一度、基本的な筋力アップと体作りを行い、崩れてしまった投球フォームをイチから作り直す方針です。ロバーツ監督は6月中の実戦復帰を見込んでいますが、不透明ですね」
と語る。
チームに帯同して遠征地を回り、リハビリ調整をしている佐々木だが、球団内からは復帰を急かす声が出ているようで、
「ドジャースはパドレス、ジャイアンツと激しく首位を争っていますが、ブレイク・スネルやタイラー・グラスノーら15人ほどの投手が負傷者リスト入りして、台所事情は火の車です。ローテーションはもちろん、リリーフも脆弱な状態。首脳陣からは、肩への負担が少ない中継ぎなどで、短いイニング限定で早期に佐々木を復帰させるプランも出てきています。メジャー1年目でそういった要求を拒否できるかどうかも、これから重要なミッションとなります」(前出・スポーツ紙デスク)
とのこと。
右肩の状態によっては、中継ぎに回る可能性が出てきた佐々木だが、160キロ超のストレートと、落差の大きいフォークを持つだけに、将来的にはクローザー転向があるかもしれないと「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部