国分太一、何をした

TOKIO・国分太一によるコンプライアンス違反が複数あったとして、日本テレビは『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板を発表した。
日本テレビは6月20日の臨時取締役会で、国分の降板を決定。本人にも伝え、了承を得たしたという。日本テレビの福田博之社長は会見を開いたが、コンプライアンス違反についての詳細は差し控えると答えた。
また同日にSTARTO ENTERTAINMENTは「株式会社TOKIOから、当社とグループエージェント契約を締結しているTOKIOのメンバーである国分太一が、本日より無期限で活動休止するとの申し入れがありましたことをご報告いたします」と発表している。
昭和時代に「飲む、打つ、買う」は男の甲斐性とはよく言ったものだが、令和の芸能界でこの言葉は、死語になっている。
特にお笑い芸人の世界においては、法令遵守を意味するコンプライアンスが重くのしかかり、芸人達が悲鳴を上げているのだ。「華やかな芸能界に憧れて芸人になったけど、コンプラ研修ばっかりで、事務所からも口うるさく言われていて全然遊べませんよ。ある意味、非常識さが売り物の一つといえる芸人が、ほかに比べて行儀いいなんて皮肉な世の中になったものです」
「飲む、打つ、買う」の中でも、“飲む”にあたる酒は、芸人にとって切っても切れない嗜好品だが、飲み過ぎて酩酊するとコンプラ違反のリスクは一気に上がってしまう。
もし同席した女性に対して、卑わいな言葉を投げかけたり、女性の体を触ったりしたら、もはや有無を言わさずセクハラ認定となる世の中だからだ。
また、泥酔時で多いのがタクシーとのトラブルだ。
ウエストランドの河本太が酔っ払って、乗車拒否されたと思い、タクシーの車体を蹴って運転手とトラブルになったのも記憶に新しい。
一方、アイドル系タレントが問題になるのは未成年ファンとの飲酒。あるアイドルは飲み会の前には必ず年齢確認を行うという徹底ぶりで、まさに合法飲み会を粛々と繰り広げているという。
また、“打つ”のギャンブルを好む芸能人も多いが、最近問題となったのがご存じのオンラインカジノだ。
2023、24年と2年連続で史上初の『M-1』連覇を成し遂げた令和ロマンの高比良くるまは、オンラインカジノ利用疑惑の対応について所属する吉本興業と意見がぶつかり、最終的には双方合意の上で契約終了となった。
疑惑が報道された際、事務所に相談せずに謝罪動画を公開したことが、信頼関係の崩壊につながったとされる。「吉本興業とのマネジメント契約を終了しましたが、相方の松井ケムリは引き続き吉本興業に所属し、コンビとしての活動は継続しています。吉本と(高比良)くるまがもう少し話し合って、いい落とし所に持っていければよかった。非常にもったいない話です」(芸能ライター)
オンラインカジノで謹慎していたそのほかの吉本芸人は現在は復帰しており、くるまだけがギャンブル騒動で大きな痛手を負った形だ。
ちなみに、最後に残った“買う”(女遊び)は風俗通いくらいならかわいいが、ダウンタウン松本人志や芸能界を引退した中居正広氏が後輩芸人やテレビ局関係者と結託して女性を呼び寄せたと報道され、大きな騒動に発展した。
表舞台から姿を消したため、今では芸人やタレント間に大げさな対策が広がっているというから驚きだ。
某芸能事務所は危機管理講習で、女性と性交渉を行う前、女性に「承諾した」と言ってもらい、録音を証拠として残すようにと指導しているという。
「ある芸人は自宅に来た女性に、事前に『性行為同意書』を記入してもらい、独自のリスクマネジメントを行っているといいます。
昭和の時代だったら“火遊び”も芸の肥やしの一言で片付けられたが、今はコンプラの風潮があるので、タレントも遊ぶのは命懸けですね」(同)
“昔はよかった”のツケが現代の世代に回ってきているのは間違いない、と週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部