2025/7/6 10:03

『映画』大ヒット「V2を達成」絶賛に次ぐ絶賛

映画

最新の全国週末興行成績ランキング(興行通信社調べ、6月27~29日)で、吉沢亮が主演を務める実写映画『国宝』(6月6日公開)がV2を達成した。

映画ライターのヒナタカ氏は、ヒットの理由について以下のように分析する。

「『国宝』は普段は映画館に行かない人の日常的な会話の中でも話題に出るほどで、平日も高年齢層で劇場が賑わうなど、絶賛に次ぐ絶賛の口コミ効果が異例のレベルまで達している印象があります。吉沢と横浜流星という、共にNHK大河ドラマで主演を務めるほどの若手実力派俳優の共演という時点で注目度が高かったのですが、2人がライバルや親友といったシンプルな言葉では到底表現しきれない、“血か才能か”で争いつつもお互いに高め合う役を、文字通りに全身全霊で演じきっており、それこそが実写邦画史上でもトップレベルの評価を得た最大の理由でしょう。横浜が扮するのは軽妙で人懐っこい跡取り息子で、“血”には恵まれています。一方で吉沢は才能に恵まれるものの、“血”を渇望し、自身の幼い娘の目の前で”悪魔との契約”を宣言します。その残酷なまでに対比的な関係性も、見る人を強く惹きつけたのでは」

 なお、吉沢は撮影期間を含めて、歌舞伎の稽古に1年半を費やしたことが明かされている。

そのほか今週は、2位にはブラッド・ピットが主演する『F1(R)/エフワン』、5位に綾野剛主演の『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』、8~10位にはアニメーション映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』、『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』、『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』がそれぞれ初登場(いずれも6月27日公開)。

 日本でも大ヒットを記録した『トップガン マーヴェリック』(2022年公開/最終興収138.1億円)を手がけたスタッフが集い、モータースポーツ「F1(R)」に挑むレーサーたちの姿を描いた『F1(R)/エフワン』は、初日から3日間で動員24万2000人、興収4億1900万円をあげた。

なお、今回はトップ10内に5つの作品が初登場した影響もあり、前回まで7週連続でランキング入りしていた『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』(5月9日公開)、そして10週連続でランキング入りしていた『名探偵コナン 隻眼の残像』(4月18日公開)と2つのアニメ作品がトップ10圏外へ。

 アイドルグループ・QUARTET NIGHTのライブを描いた『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』は、6月23日時点で興収11億8000万円超えと伝えられていた。また、『名探偵コナン 隻眼の残像』は6月29日時点で累計興収143億円に達し、国内で上映された歴代映画の興収ランキングでは『天気の子』(19年公開/最終興収142.3億円)を抜いて17位に。16位には『天気の子』と同じ新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』(22年公開/149.4億円)が待ち構えている。

詳しくはサイゾーウーマンがまとめている。

吉沢亮主演『国宝』ヒットの最大の理由とは――? 映画興行収入ランキングトップ10(6月27~29日) | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト吉沢亮主演『国宝』ヒットの最大の理由とは――? 映画興行収入ランキングトップ10(6月27~29日) | サイゾーオンライン/視点をリニューアルするニュースサイト

編集者:いまトピ編集部