【放送事故】『テレ東音楽祭2025』クレイジー過ぎる
元TOKIO・国分太一がMCを担当する予定だった大型音楽特番「テレ東音楽祭2025~夏~」(テレビ東京系)が、7月9日に生放送されたといい、進行は例年の国分とのダブル体制から、同局の田中瞳アナだけに変更。「テレ東音楽祭応援団」を郷ひろみ、なにわ男子、乃木坂46、氷川きよし、ME:I(ミーアイ)、ゆず、ゲストをニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)が担当したとのこと。
ネットを賑わせたのはレゲエミュージシャンのレジェンド、DOZAN11 aka 三木道三。オリコンチャートでレゲエ史上初の1位を獲ったヒットチューン「Lifetime Respect」を、4時間半の生放送中に100連続歌唱するトンデモ企画があったようだ。
生放送の冒頭では、同楽曲の歌詞にひっかけて、100人を相手に1名に1曲ずつ歌唱する企画「『一生一緒にいてくれや』100連続歌唱チャレンジ」の趣旨を発表。三木は参加者と思しき100人をバックに1曲目を生歌唱し、その後は同社の公式YouTubeチャンネルで生配信されたといい、スタジオでは、アイドルグループ・CANDY TUNEに囲まれて歌唱されながらエールを送られたかと思えば、長時間の合間にはマッサージを受けるなどして、エンタメ色満載だったという。応援ソング+マッサージといえば、「24時間テレビ」(日本テレビ系)のチャリティーランナーの走行中に見られる“迷シーン”だけに、その“オマージュ”と思えなくもないが…
「チャリティランナー同様、やらせ疑惑が噴出するのは目に見えているので、裏配信的にYouTubeで生配信しました。これが意外と好評で、徐々に疲弊していく三木さんにエールを送るポストがXで多く見られました。企画は、生放送の終了1分前に100曲達成。『24時間テレビ』の終盤でチャリティーランナーが息も絶え絶えで会場にたどり着いて、汗だくになりながら手書きのゴールテープを切るようなフィナーレでした」(テレビ誌の取材ライター)
エンドロールが流れたあとの大ラスで、「100回歌唱チャレンジ失敗」のテロップが一瞬流れる大ミスがあったといい、達成ならずの際に流す予定だった別バージョンだが、この形式の大型生番組では演者、スタッフともに予想だにしないハプニングが起こるもの。「X」ではそんな重箱の隅をつつくような指摘はなく、むしろ、国分不在のピンチを、テレ東特有の低予算アイデアで乗り切る姿勢を称える声が見られた様子。
その声は〈他局にない個性〉〈平成感のある企画にくっそ笑った〉〈三木道三さんが綺麗に収めてくれた〉〈隙間産業素晴らしい〉〈テレ東、クレイジー過ぎる〉など。平成のヒットソングを令和に蘇らせ、他局の“パクリ”疑惑呼ばわりされるリスクを逆手に取り、テロップミスも“テレ東の肥やし”にした。国分不在でも「災い転じて福となす」となったようだと「アサジョ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部